「アインシュタインの夢」という本を読みました。
ビジネス書「ザ・プロフィット」で紹介されていたので、どんなものだろうかと思ったら完全に小説でした。
数々の論文を発表し、奇跡の年とまで言われた1905年。
その中でアインシュタインは相対性理論の論文を書く。
時間が逆行する世界、時間が止まる世界、時間がズレる世界、それが夜毎繰り返される。
アインシュタインが見た夢(フィクション)が50編以上に語られる。
という内容です。完全なフィクションですが。
時間という1つのものを個々まで多様に描く事が出来るものなのかと関心してしまいました。
考えかたとして面白かったのは世界の終わりまでの時間が短ければ短いほど人々は平等になっていくというものです。
世界の終わりまで10年の世界では規律・階級がありますが、1年になるとそのようなものはなくなり、残り一日、1分となったとき、親子のその差すらなくなり、1秒まえにはすべてが平等・1つになるというものです。
ずいぶんと宗教的で気持ちが悪い気もしますが、なかなかうまいことを考える、と関心してしまいました。
それと、仕事をしていく上でこれも中々面白いなと思ったのは
「原因と結果が不秩序な世界」
です。
ふと突然、公園で胸の高鳴りを覚えた少女は1週間後に、同じ公園で一目ぼれをする。
誰からも相手にされなくなった中年男性。
彼は1月後にはみすぼらしく、暗く、陰険な男になり、誰からも相手にされなくなる。
市民の銃の所持を規制すると犯罪が増える。犯罪が増えたから銃の所持を規制する?
警察官を減らすと犯罪の検挙率が下がる。それとも犯罪の検挙率が下がったから警官を減らした?
何が始まりで、何が終わりなのか。
結果が原因なのか、原因の結果なのか。
なんか仕事をしててもそんなことは日常的にありそうなので、気をつけないと、と思いました。
ちなみにニューヨークでは
「警察官を減らしたところ犯罪の検挙率が下がった」
というのはアインシュタインの夢ではなく悪い経済学という本です。
検挙する警官が減っているので当たり前なのですが、
「市民の一人ひとりの心に訴えた」
とでもいいたかったのでしょうか・・・
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